宇山卓栄先生の遺伝学の話はデタラメですね。
朝鮮人の遺伝子は韓国も北chousenも殆ど同じで、ツングース系の血はあまり入っていません。 中国人にもツングース系の血はあまり入っていません。
それから、5~7世紀(三国時代)の chousen人 は現在の chousen人と殆ど変わりません :
韓国人のY-DNAハプロタイプの出現頻度
漢民族 O2 : 43.3%
長江人 O1:30.0%
モンゴル系 C2: 11.3%
現在の台湾の先住民系民族のY-DNAハプロタイプの出現頻度
O2 11.7% : 漢民族系
O1 :80.3% : 長江系
現在の中国の自称漢民族のY-DNAハプロタイプの出現頻度
O2 53.3% : 漢民族系
O1 24.5% : 長江系稲作民
C2 7.8% : モンゴル・ツングース系
N 6.9% : トルコ系
現代琉球人 Y-DNAハプログループ比率
D1a2--45.1% : 縄文系
O1b2-23.3%(旧表記O2b) :長江系稲作民
O2---18.9%(旧表記O3):漢民族系
C2----1.5% :縄文系
C1----6.8% :縄文系
O1b1--0.8%(旧表記O2a) :長江系稲作民
現代日本人 Y-DNAハプログループ比率
D1a2a--32% :以前は縄文系だと言われていたが、弥生人と日本の縄文人との混血は否定された。
O1b2-32%(旧表記O2b) :長江系稲作民
O2---20%(旧表記O3):漢民族系
C2----6% :縄文系
C1----5% :縄文系
O1b1--1%(旧表記O2a)
O1a---1% : 長江系稲作民
N1----1%
D1a,Q1--1%未満
(2013 徳島大 佐藤等 サンプル数2390)
ハプロに付く*マークはその下のサブグループのうちのいずれかという意味であり、
D1a2a* の中に D1a2a2a は含まれる
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朝鮮半島三国時代の古代ゲノム研究(関連記事)の解説(Wang R, and Wang CC., 2022)が公表されました。過去10年間、古ゲノミクスは、時空間的規模でアジア東部における過去の人口史の理解を進めてきました。完新世において、アジア北東部人の形成は、3つの遺伝的系統の広範な混合により特徴づけられました。それは、アムール川流域とモンゴル高原の新石器時代狩猟採集民により表される古代アジア北東部系統(ANA)、新石器時代黄河農耕民(NYR)系統、日本列島に存在した縄文文化と関連する旧石器時代狩猟採集民系統です(関連記事)。
たとえば、最近の古代DNA研究で論証されたのは、日本列島への農耕および技術の移転は、それぞれANA関連祖先系統およびNYR関連祖先系統と関連しており、古代日本列島人の遺伝子プールを縄文文化期(紀元前13000~紀元前300年頃)に続く期間、つまり弥生時代(紀元前300~紀元後250年頃)と古墳時代(紀元後250~538年頃)に変えた、ということです【本論文で提示された各時代の年代には異論があるでしょうし、日本列島でも地域差があるでしょう】。在来の縄文祖先系統は弥生時代の人々の約60%を構成していた(残りはANA関連祖先系統)ものの、古墳時代と現代の日本人では13~15%に希釈され、それは漢人関連祖先系統の流入に起因します(関連記事)。
縄文時代の遺伝的遺産は日本列島に限定されず、新石器時代朝鮮半島でも見られました(関連記事)。しかし、紀元前761~紀元前541年頃となる朝鮮半島青銅器時代のTaejungni個体は、縄文祖先系統の有意な証拠を示さず、縄文祖先系統の平行的希釈が朝鮮半島でも起きた可能性を示唆します(関連記事)。この希釈は、農耕および技術的革新の層準と関連している侵入してきた中国北部祖先系統に起因する可能性が最も高く、おそらくは農耕の後期新石器時代もしくは青銅器時代の拡大と関連しています。この青銅器時代朝鮮半島のTaejungni個体の浅い網羅率を考えると、新石器時代後の朝鮮半島で縄文祖先系統が持続したかもしれません。じっさい、朝鮮半島の人口史は古代DNAデータの不足のため、よく理解されていないままです。最近、朝鮮半島古代人の最初の高網羅率のゲノムデータが報告され、三国時代(紀元後4~7世紀)の遺伝的起源に光が当てられ(関連記事)、朝鮮半島における縄文関連祖先系統の希釈の詳細な評価が可能となりました。
アジア東部北方祖先系統は、ANAおよびNYR祖先系統の混合である現在の中国北東部の新石器時代西遼河農耕民と関連している、と提案されました(関連記事)。その調査結果から、西遼河関連農耕民は朝鮮語祖語を広めたかもしれない、と示唆されました。それは、西遼河農耕民の祖先系統が現代朝鮮人では支配的だからです。次に、朝鮮語祖語集団は、西遼河的祖先系統を現代日本人の遺伝子プールにもたらしました。現代日本人は、縄文時代個体群と関連する基底部アジア東部系統からの限定的な遺伝的遺産(9%)と朝鮮人(91%)の混合として表すことができ(関連記事)、例外は縄文時代の人々の直接的子孫とみなされているアイヌです【本論文はこのように述べますが、最近の研究で示されているように(関連記事)、オホーツク文化集団および現代日本人の主要な直接的祖先集団からの遺伝的影響も強く受けています】。
縄文関連祖先系統を7%ほど有する三国時代朝鮮人は、混合年代推定において標的集団として用いられた場合、黄河流域農耕民と縄文時代狩猟採集民との間の混合事象が紀元前1400~紀元前600年頃と推定され、これは朝鮮半島における青銅器時代(紀元前1400~紀元前300年頃)に相当します。Taejungniの単一の青銅器時代個体の浅い網羅率のゲノムでは、以前の研究において縄文関連祖先系統の欠如が指摘されましたが(関連記事)、新たな高網羅率のデータでは裏づけられず、縄文関連祖先系統は朝鮮半島南部において高水準で少なくとも三国時代の紀元後500年頃までは存続した、と示されます。以下は本論文の図1です。
現代朝鮮人は、アレル(対立遺伝子)およびハプロタイプの共有パターンと、共有される支配的なY染色体およびmtDNAのハプログループの特性から推測される三国時代の個体群と、遺伝的に密接に関連しています。現代朝鮮人のいくつかの固有の表現型の特徴関連の遺伝的多様体は、すでに三国時代の古代人のゲノムに存在しました(関連記事)。縄文祖先系統を有する朝鮮半島古代人は、朝鮮半島現代人の遺伝的形成にかなり寄与しましたが、朝鮮半島現代人は縄文関連祖先系統なしで高い遺伝的均質性を示します。朝鮮半島のTaejungniの青銅器時代個体が遺伝的に朝鮮半島現代人と類似しているのかどうかは、この個体のゲノム網羅率がひじょうに低いため、確信的には示されませんでした(関連記事)。この青銅器時代標本を考慮しなければ、あり得るシナリオは、在来の縄文関連祖先系統が侵入してきた中国北部人口集団との混合を通じてほぼ置換されており、その後で消滅して、比較的均質な現代朝鮮人が形成されました。
https://sicambre.seesaa.net/article/202208article_19.html